先月24日・25日、金沢市のキゴ山ふれあい研修センターにて、1泊2日の「災害ボランティア週末合宿」を行いました。
昨年度能登半島地震をテーマに取り上げた輪島市での研修に続き、2回目の実施となった今年度の宿泊研修は、テーマを「水害」に変え、2日間行われました。
まず、オリエンテーションでは、本研修を企画する学生等災害ボランティアリーダー育成事業研究会と参加者の皆さんで、大学生に期待される役割など、今回の研修の趣旨を共有しました。
『2日間よろしくお願いします』
講義「災害ボランティアの基本」(120分)
まず初めに、災害ボランティアの基本的事項や活動の心構えなどについて講義を行いました。
『そもそも災害ボランティアとはどんな活動?』
『災害時の心構え~被災者の心理と関連して』
『災害ボランティアに求められる役割や考え方について』
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昼食では、災害時の食事のイメージをつかんでもらうため、簡単ですが非常食を食べました。
災害時、ガスが止まっていても食べられる「温め不要のカレー」と「アルファ米」が今回のメニュー。
昨年使用したアルファ米の五目ご飯よりは癖がなく、カレーをかけたこともあいまって食べやすかったのではないでしょうか?
『昼食の様子』
午後からの講義に先立ち、参加学生によるサークル等活動紹介の時間を設けました。
今回の研修に参加した学生は、皆さん防災やボランティアに関わる団体に所属しており、普段はあまり関わることはないようですが、せっかくの機会なので、それぞれ昨年度力を入れた活動などを紹介しました。
これを機に、お互いの活動をより深く知り、普段からお付き合いできる関係をつくっていけたらよいですね。
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講義・実践「水害時の災害ボランティア」(240分)
まず、今回のテーマ「浅野川水害」を知るための映像を見ていただきました。
当時も、金沢市社会福祉協議会を中心に「災害ボランティアセンター」が立ち上がったのですが、この「社会福祉協議会」とは一体何なのか?
災害時に担う役割について、平時の業務内容とも絡めた講義が行われました。
『社協と災害』
その後、金沢市社会福祉協議会の辻村さんから、当時の様子をお話しいただきました。
当時はまだマニュアルも整備されておらず、手探りの場面も多々あったようですが、その中でもニーズを拾うため工夫した点などについてお話がありました。
『浅野川水害当時の様子を映像で振り返り。』
『当時の様子についてお話しいただきました。』
水害当時の混乱やボランティアセンターの動きをイメージしながら、聴いていただけたのではないかと思います。
(次へ続く)